お正月に関する由来

正月とは本来、その年の豊穣(ほうじょう)を司る年神様(としがみさま)をお迎えする行事であり、1月の別名です。

昔から、元旦には「年神様」という新年の神様が、1年の幸福をもたらすために各家庭に降臨するとされています。

年神様とは?

年神様は祖霊神であり、田の神山の神でもあるため、子孫繁栄や五穀豊穣に深く関わり、人々に健康や幸福を授けるとされていて、「正月様」「歳徳神(としとくじん)」ともいいます。

その年神様を迎え入れてお祝いし、たくさんの幸せを授けてもらうために、準備をします。

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年神様を迎える準備

 

大掃除

年神様をお迎えする前に、神棚や仏壇、家屋を清めます。これは、1年間にたまったほこりを払い、隅から隅まできれいにすると、年神様がたくさんのご利益を授けてくださるそうす。

門松

年神様が迷わずやってくるための案内役であり、年神様がいらっしゃる目印として、玄関前に飾ります。古来より松は神の宿る木とされており、さらに縁起物の竹や梅が添えられるようになって現在に至ります。

門松を飾っておく期間

年神様がいらっしゃる期間となるので、一般的には1月7日までです。

注連縄(しめなわ)/注連縄飾り

ここは年神様をお迎えする神聖な場所という意味で、注連縄を張ったり、注連飾りを飾ったりします。

鏡餅

年神様へのお供え物であり、鏡餅という名は、神様が宿る所として神事に用いられる円形の鏡からきており、丸餅は魂も表します。また、大小2段で太陽と月、陽と陰を表しており、円満に年を重ねるという意も込められています。

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年越し蕎麦

細く長く長寿であるように願い、大晦日に食べます。薬味のネギは、疲れをねぎらう意の「労ぐ(ねぐ)」、祈るという意の「祈ぐ(ねぐ)」、お祓いしたり清めたりする神職の「祢宜(ねぎ)」という言葉にかけ、1年間の頑張りをねぎらい、新年の幸せを祈願する意味があります。

除夜の鐘】

大晦日は、年神様を寝ずに待つ日とされています。その前にお祓いをするために、寺院では深夜零時をまたいで108回鐘を打ち、108つあるという人間の煩悩をお祓いします。

初日の出

初日の出は、新年の幕開けの象徴です。年神様は日の出とともにやってくるという説があります。

おせち

年神様に供えるための供物料理かまどの神様を休めるため作り置きできるものが中心で、家族の繁栄を願う縁起物が多く、めでたさが重なるよう重箱に詰めます。

おとそ

新年も健やかに過ごせるよう、邪気を祓い不老長寿を願って飲む薬酒。「お屠蘇」と書き、邪気を屠(ほふ)り、魂を蘇らせるという意味があります。

雑煮

年神様に供えた餅を下して頂くための料理で、食べることで新年の力を頂戴します。やがて、お餅を入れ雑多なものを煮込む「雑煮」となりました。

若水(わかみず)】

年神様に供えたり雑煮を作ったりするために、新年に初めて汲む水のことで、これを飲むと1年の邪気も祓えるといわれています。

お年玉

新年の力(年魂)の象徴である年神様の魂が宿った餅玉を家長が家族に分け与えたのが始まりです。

日本以外のお正月

 ベトナム

ベトナムではお正月のことを「テト」といい、先祖にお礼を伝え幸せな新年を祈る。

中国

中国では旧正月の事を「春節(春节:シュンジエ)」といい、古代中国では、年末年始に臘祭(ろうさい)を行い先祖や衆神への祭祀が行われ、合わせて豊作を祈念することが一般的。

韓国

韓国では旧正月こ事を「ソルラル (설날)」といい、年の初めに親族が集まり先祖を敬う儀式を行う。

それぞれ国は違っても「先祖に対する感謝の気持ち」「幸せな新年」という共通点があることに気付きました。

このように、お正月を迎える準備に関しては、それぞれの国々の風習により様々なようです。

まとめ

いままで不思議に思うことなく、毎年行っていたことも「意味」があり、そのために昔の人は、注連縄も心を込めて手作りしていたのかなあと考えさせられました。

みなさまも意味を理解してから、大掃除などお正月の準備をされると、今までとは違った気持ちで楽しく出来ると思います。

今年は、私も年神様にたくさんのしあわせを授けて頂けるように心を込めて準備をしたいと思います。

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