経営者の給料の決め方

会社を経営していると、会社に掛かる税金と、個人に掛かる税金が気になるものです。

例えば、売上から経費を引いた利益が3000万円だったとします。

すると、3000万の内800万には、15%の税金が掛かり、残りの2200万に23.4%の税金が掛かります。
800万×15%=120万
2200万×23.4%=514.8万
①◆法人税◆合計634.8万

この法人税を基に、各税金が決められます。

②◆地方法人税◆
634.8万×4.4%=27.9万

③◆住民税◆
(所得割)=634.8万(法人税)×12.1%(鹿児島)=76.8万
(均等割)=13万(資本金1000万超過1億円未満:鹿児島)
合計89.8万

④◆事業税◆
(所得割)=法人税に対する
400万以下=400万(634.8万の400万部分)×3.4%(鹿児島)=13.6万
400万超過800万以下=234.8万(634.8-400)×5.1%=11.9万
合計25.5万

⑤◆地方法人特別税◆(事業税の43.2%)
25.5万×43.2%=11万

ややこしいですが、①~⑤合わせると789万円の税金を納めます。
※これに別途、消費税が加わります。

さて、この税金を安くするために、経営者が役員報酬として1000万給料を貰ったとします。
すると、会社の利益は3000万から2000万に減り、この2000万に税金が掛かります。

同じように計算すると、

①◆法人税◆
800万×15%=120万
1200万×23.4%=280.8万
合計400.8万

②◆地方法人税◆
400.8万×4.4%=17.6万

③◆住民税◆
(所得割)=400.8万(法人税)×12.1%(鹿児島)=48.4万
(均等割)=13万(資本金1000万超過1億円未満:鹿児島)
合計61.4万

④◆事業税◆
400万以下=400万(634.8万の400万部分)×3.4%(鹿児島)=13.6万

⑤◆地方法人特別税◆(事業税の43.2%)
13.6万×43.2%=5.8万

①~⑤合わせると499.2万円となり、約290万円税金が安くなります。

一方、役員報酬の1000万円には、個人的に所得税や住民税が掛かります。
1000万円の給与には給与所得控除が220万円付き、実際には780万円に課税されます。
780万円の税率は23%で、これにも63.6万円の控除が付き、115.8万が税金となります。

①◆所得税◆
1000万-220万(給与所得控除)=780万(課税所得)
780万×23%-63.6万=115.8万

②◆住民税◆
780万×10%=78万

健康保険と厚生年金の基になる月々の給与
1000万÷12ヶ月=83.3万円

③◆健康保険◆
40歳以上4.8万×12ヶ月=57.6万/年

④◆厚生年金◆
5.6万×12ヶ月=67.2万/年

①~④合わせると318.6万を支払います。
また、健康保険と厚生年金は半分会社が支払っていますので、
会社と個人合わせてみると、318.6+(57.6+67.2)=443.4万支払ったことになります。

つまり、290万円税金を安くしようと思って役員報酬を考えになしに上げると、
逆に支払いが多くなってしまいます。

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