経済の逆らえない掟(トリレンマ)

経済には逆らえない掟がある。

どんな強国もこの法則に逆らうことは出来ない。

トリレンマとは、3つある政策の内の2は実行できるが、残りの1つは実行できない法則のこと。

<経済のトリレンマ>
・資本移動の自由
・固定相場
・独立した金融政策

例えば、EUの場合
EU内では、資本移動の自由が出来、ユーロという通貨で相場が固定されています。
しかし、各国ごとの金融政策は行うことが出来ません。

もし、EU内で各国が、独自の金融政策をした場合。
景気の良いドイツが金利を上げて、景気の悪いスペインが金利を下げると、
スペインでユーロを借りて、ドイツで貯金すると利ザヤが稼げます。
これは、EU内でお金が回っていい気がしますが、円でユーロを買おうとすると、
ドイツのユーロとスペインのユーロで価値が変わるので、実際変動相場になってしまっています。

つまり、
”資本移動の自由”と”固定相場”を摂ると、独立した金融政策が成り立たない。
”資本移動の自由”と”独立した金融政策”を摂ると、固定相場が崩れる。

では、”固定相場”と”独立した金融政策”をとるとどうなるか?
これは、中国ですね。

中国は、独立した金融政策を摂って、海外と固定相場(通貨バスケット制)。
安い固定レート(例えば1元=10円)で、中国に商品を作ってもらいます。
そうすると、中国国内に大量の円が流れ込みます。

中国は、大量に流れ込んだ、円を元に交換しなくてはなりません。
すると、中国国内に大量の元ができて、インフレになります。

そこで、中国は金利を上昇させインフレを抑えますが、
海外から入ってくる大量のお金に、金利の上昇だけでは対応できません。

結局インフレが進み、モノの価値が上がり、1元のモノが2元になります。
モノの価値が上がりすぎると、他国は中国で商品を作らなくなります。

こうした急激な変化を緩和するものとして、変動相場があるのですが、
固定相場を維持するため、中国で生産する商品の数を制限する、または、
中国が積極的に海外の商品を買うなど、中国に入ってくるお金を制限する
もしくは、中国のお金を世界に出す必要が出てきます。

つまり、自由に資本移動が出来ないことになります。

私も、今回改めで、この経済のトリレンマを考えてみたので、
何処かしら間違っている部分もあるかもしれませんが、だいたいこんな感じではないでしょうか?

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