アニメ業界と外国人

先日、『賭ケグルイ』というアニメを見ていたらエンディングに背景の担当としてベトナム人の名前が載っていました。
アニメは大量の絵を描かなければならず、日本で制作されるアニメの本数も多いことから、海外に発注する流れが出来ているようです。

アニメ制作の海外発注は、30年以上前から続いていて、珍しい事ではないそうです。

発注先は、韓国、インドネシア、マレーシア、中国、など人件費の安いところが中心です。
ただし、キャラクターの作画をさせると絵が安定していないことがよくあり、日本で再度修正が必要になることもあったようで、
海外に発注する場合、作画にあまり差がでない背景を海外に発注するようです。

しかし、もう30年以上続けているわけですから、海外の人達も次第に絵の技術が向上していて、
上手い人は日本に来て、仕事をしているそうです。

海外の絵の向上はゲーム業界にも影響を与えています。

ゲームに『ラグナロクオンライン」というのがありますが、私は最初見たとき、日本の新しいオンラインゲームだと思っていました。
それが、実は韓国製で、現在では韓国の方が、ゲーム業界ではメジャーになり、日本は置き去りにされている感じです。
※2017年度、任天堂はNintendo Switchの影響で売上が1兆円を超えました。これにより、今後、日本のゲーム復活もあるかも知れません。

ゲーム制作も海外への発注が進んでいて、私が Game Networking Vietnam 2016 に参加させてもらった時、
ベトナムで3Dモデルを専門に制作する会社があり、こうしたところでも海外発注が進んでいました。

また、現地のベトナム人が描いた日本向けのキャラクターを見せて頂きましたが、
ものすごく上手いとは言いませんが、日本でも通用するくらいの画力になっていました。

今後、何年かすると、こうした人たちの絵も成長していき、作画も日本人から東南アジアの人々に置き換わっていくのかも知れません。

日本では、ゲームやアニメを軽視する方も多いですが、日本が海外に誇れる文化である事も確かで、
経済産業省は、アニメ業界の劣悪な労働環境を改善する為、描画ソフトの共通規格を考えているそうです。

こうした取り組みが実を結ぶことを願いますが、海外との賃金の格差や労働に関する考え方が変わらないと、
問題の根本的な解決は難しいように思います。

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